逆転裁判5感想! 評判見て買わずにいたのが申し訳ない面白さだった


  • 2014年1月1日
  • カスタムカテゴリー: 逆転裁判

プコンの逆転裁判シリーズ最新作、逆転裁判5をクリアしました! 結論から言うと、ものすごく面白かったです!

実は、恥ずかしながら…今回は前作のこともあって、発売後の評判を見てから、買おうと思っていました。実際に発売後のAmazonレビューが低かったので用心して買い控えてしまい、結果として、2380円という破格の値段まで値下がりした新品(中古ではないですよ)を買ったのですが、正直申し訳なかったです。フルプライスの価値が十分にある、いい作品だったと思います。

以下、ネタバレありで、エンディングまで見た感想を書きたいと思います。

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各話の感想

各話の内容に関しては、「発想の逆転」がしっかり盛り込まれていて、単調さはありませんでした。どれもまぁ予想の範囲内であることが多かったとはいえ、指摘するときには爽快感がありました。

■第一話「逆転のカウントダウン」
ココネが親友を弁護するプロローグ的な話。ココネが初の裁判であるように見えて、打ちのめされてナルホド所長に交代、となるのですが、実は第三話のほうが時系列的に先みたいで、演出と経験が噛み合っていないのが残念なところ。

帰ってきたナルホドくんはいつものようにカッコよく事件を解決するのですが、これまた復帰後初の事件ではなく、時系列的に特別編のほうが先というややこしいことになっています。しかもサイバンチョの言葉を聞くと復帰してすぐみたいにも思えるし。

今までの逆転裁判の第一話と同じく、軽めですが、しっかり考えさせる部分もあって、うまく推理の流れに乗れると楽しいです。

■第二話「逆転の百鬼夜行」
オドロキくんが妖怪村でココネと一緒に事件に巻き込まれる、待望のオドロキくん主役回。オドロキくんが一人前に弁護している姿はカッコいいし、ココネちゃんが横にいることで良き先輩な雰囲気があって見直しました。

ストーリーは、レスラーが絡んでくるという面白い展開で、覆面レスラーの正体は誰だったのか、というのが一つの争点になります。まあ分かる人は途中でわかっていたでしょうが、演出が素晴らしくて、特に話の終わりに流れたアニメには笑わせてもらいました。かっこ良すぎ(笑)

裁判の最後に追いつめられたとき、カンガエルートという最終推理の盛り上がる新要素が演出されて、めちゃかっこよかったです。意外とわたし自身気づいていない盲点だったので爽快でした。ただ、途中で気づいていた人なんかは茶番に思えたかな。

尖った個性のあるいい話ではあったのですが、真犯人が生理的に気持ち悪い人間だったので、そこがやっていて不快でした。逆転裁判の醍醐味は変なキャラですが、個性的なのと気持ち悪いのは別だということをわかって作ってほしいです。

■第三話「逆転学園」
ココネが親友を弁護する第一話より前の話。ストーリーとして一番おもしろかったのは、この逆転学園かなと思います。3人の友情の話が、心に染みます。

最初のうちは、なんだかややこしそうな登場人物ばかりが出てきて、生徒3人が、一癖も二癖もある感じで、親友に見えて、実は裏切りあっているんじゃないか、というドロドロした展開かと思えたのですが、それはミスリード。このミスリードがまたうまいのです。そのおかげでストーリーにドラマが生まれています。

そして、むしろ彼らの友情を引き裂こうとしていたのは悪の根源! 真犯人の変貌っぷりがいい意味で強烈で、超優秀な悪役でした。最後は生徒3人が友情を確かめ合って終わるというすばらしいストーリー。学園モノが好きなわけではないのですが、これは感動しました。

ここから第一話につながっていて、ココネの親友の森澄しのぶが再登場するのですが、第一話→第三話と見ると、しのぶちゃんの雰囲気が全然違ってなんだか冷酷そうなのです。どちらが本当の姿?と思っていたのですが、ちゃんと時系列的に後の話である第一話のほうが本来のしのぶちゃんで安心しました。他の2人との友情もとても良い感じで。

■第四話「星になった逆転」
オドロキくんの親友が登場する回。…というか、オドロキくんの親友がいきなり死んでしまっている回です(苦笑)。相変わらず逆転裁判は、大事そうな友人ポジションの人がバタバタと死ぬわけですが、最初から死んでいたのは今回が初かも。ミツルギのパパみたいに別作品で生きているときの話が出てきたりするかもしれませんが。

事件がスペースシャトルで生じるという大掛かりな舞台設定が面白く、ギミック満載の展開に引きこまれました。このストーリーで出てくるある人物?がいかにも真犯人のミスリードをするために用意されたっぽい感じで、得体のしれない部分がけっこう怖かったです。

オドロキくんが何か責任を感じていて単独行動を取るのですが、その部分は、ストーリーにどう関わってきたのか理解できず。次の話で帰ってきたけど、特に大切な役割を果たしたわけではなかったような。レイトン教授×逆転裁判の、ナルホドVSレイトンみたいに、単にアニメで見せたときに予告編として盛り上がるので入れただけの予告編詐欺的なエピソードだと思いました。今作に不満があるとしたらその部分ですね。

■第五話「未来への逆転」
話の展開として一番わくわくしたのは、最終話です。ココネが疑われ、絶望的なまでに追い詰められていくサイコホラーは、スリリングでした。これまでも、ナルホドやミツルギやマヨイが被告人になることはありましたが、歴代でももっともピンチに追い込まれたのではないでしょうか。そこから話がどう展開していく のか、気になりました。真犯人がわかってからは尻すぼみでしたが、十分盛り上がったといえます。

最終的に過去の事件が絡んできて、破壊された法廷で、ナルホド対ミツルギの裁判で真相が解明されていくのですが、ミツルギさんは敵じゃないというところがミソで。ミツルギさんは容赦なくナルホドくんを追いつめてきますが、それは、そうやって徹底的に闘うことで、真相が明らかになると過去のナルホドくんとの対決で学んできたからです。ある意味ナルホドくんの追い詰められれば追い詰められるほど頭がまわるという特殊体質を熟知しているとも言える(笑)

結果として超意外な犯人が法廷に引きずり出されるのですが、これはわたしも気づいていなかった。ネタバレとか見ていなくて本当によかったです。びっくりしました。すでに述べたように、そこから後は尻すぼみというか蛇足だと思ったのですが、あの盛り上がりだけでもプレイする価値は十分にあるかと。

■特別編「逆転の帰還」

追加コンテンツの「逆転の帰還」はたまたまわたしが買ったとき期間限定セールで安くなっていたので迷わず購入しました。水族館が舞台で、ナルホドくんの復帰後初裁判、はみちゃんも登場、という、とても魅力的な話でした。

ナルホドくんのこれまでの裁判の中でも特に突飛な裁判として、なんとモノ言わぬシャチを弁護することになるというすごい展開。でもそれがうまくストーリーや謎の根幹として昇華されていて、中盤くらいまではとても楽しかったです。

ところが終盤はやたらと悲劇的なストーリーだったので、やっていて疲れました。真犯人を追い詰めたところで爽快感がないし、なんだか気の毒になってくるという。やっぱり犯人は悪役であってほしいですよね。コナンとかに出てくる悲劇的な犯人ではなく、許されざる悪を追い詰めるというのが逆転裁判の醍醐味ではないでしょうか。

とはいえ、面白かった話であることは確かで、追加コンテンツとして購入する価値は十分あったと思います。

システムの不満はほとんどなかった

世間で散々発売後のレビューなどで騒がれていた不評点はほとんど気になりませんでした。人の感想やレビューなどはあてにならない、ということを悟りました。

■キャラ出演の偏り?
レ ビューで、マヨイちゃんがほぼ出ないと知ったので、買う気が失せていたのですが、ココネが魅力的すぎて、まったく問題ありませんでした。でも、マヨイちゃんやハミちゃんに期待して買ってしまっていたら、低評価になるのもうなずけるかも。わたしは、あらかじめ期待がなかったぶん、逆転裁判5をしっかり楽しめ たと思います。

心配していたココネがすごくよいキャラで惹かれました。ユガミ検事はあまり怖くなかったけれど、もともといい人である以上 当然かも。ナルホドは所長というポジションで、いい感じに落ち着いた性格になっていました。オドロキくんの掘り下げが深くかっこよかったけれど、まじめす ぎて、キャラが立っているというほどではなかったかも。

■脚本が単調?
脚本がタクシューじゃ なくなって単調との声もありましたが、どこが問題なのか、まったくわかりませんでした。どの話も極めて面白く、駆け足で楽しんでしまいました。ただ、 ショックを受けた時の「ああああああ」というテキストはさすがに使われすぎだと感じました。テキストで気になったのはその一点のみです。逆裁らしい小気味 よい掛け合いは健在でした。

■探偵パートが退屈?
「調べる」など探偵パートが縮小されて面白くないという話は聞いていましたが、わたしのようなサクサク進めたい人にとっては、テンポが良くなった感じで、むしろ良かったとさえ思います。

簡単になって物足りないとも言われていましたが、もともと頭を使うゲームのつもりはなく、ADVとして楽しんでいるので、このくらいの難易度でいいと思いました。これがレイトンシリーズなら話は別ですが。

■アニメの挿入
あまり評判がよくなかったアニメですが、わたしとしてはアニメ挿入自体は気になりませんでした。盛り上がっていいと思います。まあ作画が少し今ひとつな感じだったかも。

わたしが逆転裁判5から得た教訓

そんなわけで、今回の逆転裁判5も、わたし自身としては、ものすごく楽しめました。

これから書く部分は、1年後の追記なのですが、じつは、このゲームを買ったときの経験は、その後、わたしがゲームを買うときの方針に大きな影響を与えました。

ひとことでいうと、買う前にレビューを見るのをやめました。逆転裁判5まではネット上のレビューを見てから買うほうが賢いと思ってそうしていました。レビューが出揃ってから、中古品のゲームを買うこともしばしばありました。

しかし個人的にこんなに面白かった逆転裁判5がAmazonレビューで星3.5なのは納得いきませんし、その後、発売日に買って死ぬほど楽しんだマリオカート8が、やはりAmazonレビューでは星3.5だったのが理解できませんでした。

たぶん、自分と世の中の人では、ゲームの楽しみ方が違うのだと思いました。

それで、発売前に公式プロモーション動画などをよく見て、本当に面白そうだと思ったゲームは、発売日に買って、しっかりメーカーに定価を払いつつ、本当に面白いかどうか、自分でプレイして見定めることにしました。たとえイマイチだったとしても、そうして発売日に勝ったゲームはいい思い出になりますし、前評判を見ないことで、かえって楽しめることも多くなりました。

もちろん他人のレビューをまったく参考にしないわけではなく、いつも読んでるブロガーさんとかミバのゲーム仲間の評価は参考にしてます。

このような貴重な教訓を与えてくれたという意味で、逆転裁判5はわたしにとって、とても印象深いゲームのひとつになりました。これからも、逆転裁判シリーズには期待しています。そして、発売前情報で面白そうだと思えたら、迷わず発売日に買いたいと思います。



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