スカイツリーのふもと「すみだ水族館」行ってきた感想! 写真では伝わらないワビサビの魅力!?


京の新しいシンボルスポットであるスカイツリー。そのふもとに位置するすみだ水族館 はてなブックマーク - すみだ水族館に行ってきました。

 

以前、聞いたところによると、すみだ水族館は、あまりエンターテイメント性が強くなくて、刺激を求めるような人には向いていないとのことでしたが、今回は、わたし自身ではなく、友人のたっての希望で行くことに。

その友人が言うには、「すみだ水族館は水草が有名なんだよ、水草! 水草!!」とのこと。

わたしは「えっ…水草?  藻? なにそのマニアックな…」と、げっそりしながらも、すみだ水族館は一度行ってみたいと思っていたので、はじめての浅草、はじめてのスカイツリーの散策がてら、特に前情報も調べることなく一緒に行ってみることにしたのでした。

そこで体験した「すみだ水族館」は、どことなく「和」のテーマが感じられる、これまで行ったどの水族館とも違うワビサビ漂う不思議な水族館でした。今回もその感想を気楽に書きたいと思います。

すみだ水族館 (31)

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浅草からスカイツリーへ

東京の中心部から、都営地下鉄浅草線に乗り換えて、数駅。スカイツリーとすみだ水族館は押上駅が最寄り駅なのですが、せっかくだから行ったことのない浅草にもちょっと立ち寄ろうということで、浅草駅で降りました。

駅を降りて小雨の中、浅草の通りを散策します。さすが有名観光地だけあって外国人だらけ。関西人のわたしたちは、「なんか京都みたいな風景だよね」「だよね、京都と言われてもわからないわ」となんとも感動薄く街並みを見回しました。

そして、あの有名なカミナリモンとやらを探したのですが、どうにも見つからず。

「おっかしいなー、地図見たら、このへんなんだけど…」

「あっ、あれ…!!」

友人が指差した先の雷門は…

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なんと工事中!

せ、せっかく浅草まで来たのに、なんてツイてないんだ…

と思いきや、やたらとテンション高くなって写真を撮りまくって大はしゃぎする友人の姿が。

「うわー! めっちゃ嬉しい! 工事中のカミナリモンなんて超レア!! これはみやげ話のいいネタになるやん!!」と申しておりました。

同じ関西人ですが、どうやら友人には根っからの芸人根性が染み付いていることを思い知らされました。旅行はハプニングが起きたほうがネタになってお得、とかいう思想の持ち主ですね。

せっかくなので、雷門の中のほうの仲見世の商店街も見て回って、「あれがアサクサデラか…」とつぶやいたら、「いや、センソウジやし…大丈夫?」と心配されました。さ、最近こっちにきたばかりだから知らないし…!(^_^;)

仲見世のあたりを歩いていると、不意にビルの隙間に何やら巨大な塔がそびえていることに気づいたわたしたち。

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そう、スカイツリーでした。浅草駅から押上駅までは2駅分の距離があるのに、あまりにスカイツリーが大きいから、すぐそばにあるように見えますね。スカイツリーでこのデカさなら、ブルジュ・ハリファとかどんだけ巨大なんだ…と思いました。死ぬまでに一度見てみたいものです。あれ、前にも同じようなことを書いた覚えが…(^_^;)

どうでもいいけれど、途中で「とうふミルクアイス」とかいうのを売っている店があって、「とうふミルク?」「それって豆乳やん!」と二人でツッコんでいました。ネタのためならハプニングもいとわず、ボケにはツッコまずにはいられない…それが関西人のサガなのさ…( ̄ー ̄)

時間も押してきたので、浅草観光はこのあたりで切り上げて、再び地下鉄に潜って、押上駅のすみだ水族館へと向かいます。

すみだ水族館到着!

押上駅から降りると、すぐにすみだ水族館!!…というわけではなく、スカイツリーのふもとの巨大な建物の中で、ちょうど押上駅とすみだ水族館の位置は正反対あたりなので、けっこう歩くことになりました。

この前のサンシャイン水族館といい、ほんと、東京はやたらと巨大な建物が多いから、建物に着いたと思ってもそれからが長い。

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ビルの反対側まで行き、5-6Fまでエスカレーターを登ると、ようやく見えてきたすみだ水族館の入り口。東京の名所なんだけどけっこう遠い…。

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とりあえず大人二人でチケット買って、何やら館内案内パンフレットらしきものをもらって、いざ水族館の中へ。

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ワビサビの水草アートの世界

館内に入って、先ほどの案内パンフレットらしきものを広げると…

なんだこれは(笑)

いつも水族館でもらうような、見取り図つきのパンフレットなどではなくて、すみだ水族館自慢の水草システム、ネイチャーアクアリウムについてデーンと解説しているだけのパンフレットでした。

そうか…、ここってホントに水草が売りだったのか。てっきりオタクでマニアな友人が勝手に水草!水草!と騒いでるだけかと思ってた…。こっそり心の中で友人に謝っておきました。(笑)

水族館の入り口のほうには、その水草アートとやらの水槽がたくさん。

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…写真だと、本当に何も伝わらないのが残念ですが…

行く前は「水草? 海藻? へっ?」とか言ってたわたしも、水草アートに大はしゃぎする友人のそばで、これはすごいなぁ…と感心していました。

すみだ水族館 (4)

…本当に、写真だと全然伝わらなくて残念なのですが、水草の水槽のそばまで近づいて、いろいろな方向から鑑賞すると、まるで、本物の海の中、川の中をダイビングして覗き込んでいるかのような、そんなリアリティがありました。

ちょうど、本物の樹木の縮小版がボンサイという芸術だとしたら、本物の川床の縮小版がこの水草水槽といっても過言ではない。

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じっくり近づいて、細かいところまで観察して覗き込んでいると、ネイチャーアクアリウムというだけあって、自然のまっただ中に放り込まれたかのような癒やしが感じられます。決して豪華さはないけれど、慎ましやかで心安らぐワビサビの世界ですよね。

心なしか、泳いでいる魚たちも、水槽の中で飼われているというよりは、本物の自然の中のようにのびのびと泳いでいるように感じられました。

すみだ水族館 (6)

もらった例のパンフレットとか、近くの説明書きを読むと、なんとこの水槽では、酸素の代わりに二酸化炭素を供給して、本物の水草が生み出す酸素によって、魚たちの生態系が作られているとのこと。人工的な水槽での飼育環境ではなく、自然界の営みを再現しているのですね。

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他の水族館でよくあるようなジオラマではなく、本物の水草や微生物が繁殖していて、しかもアートとして美しく手入れされているので、じっくり観察しても本当に深みがあるし、色合いもちょっとカメラ写真では説明できないほど奥行きを感じますね。

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確か、一般の液晶モニタって、自然界の緑色に近い発色とか、輝きの表現が苦手なんでしたっけ。それを改善した高画質ディスプレイが出てきているそうですが、まだまだ人間の目には及ばないとか。すみだ水族館の水草の緑色の輝くような美しさも、写真にしてしまうとまったく色あせて味気なくなってしまうので、こればっかりはぜひ実際に足を運んで直接見てほしいですね。

謎の珍生物たち

さて、そんなすみだ水族館には、実は裏の顔があり、水草アート水槽の明るいエリアを抜けると、雰囲気が一転、暗い部屋の中で、怪しげな容器でクラゲたちが培養されています…。

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「なにこれ何か怖い」「研究所みたいね」とあたりを見回しながら進むわたしたち。すると…

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このエリアは「アクアラボ」というのだそう。ほんとうに怪しげな実験施設だった…(笑)

どんな怪しげなクリーチャーが飼育されているのかというと…

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サカサクラゲ。水槽の底にひっくり返って横たわっている姿はもはやリアクション芸人。笑いを取りにきているとしか思えません。てっきり友人のツボを突くかと思いきや、どうにも反応が薄い。

続いては…

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ウメボシイソギンチャク。これも名前からして笑いを取りに来ているネタ要員だわ。

そう思ったのですかさず、「これ見てよこれ、めちゃ面白い」と友人に言ったら、

「あ、うん、おもろいとは思うけど、明らかにウケ狙いっぽいのはちょっとなー」とのたまう。複雑な乙女ゴコロ…じゃなかった、芸人ダマシイ?はよくわからん。

そんな怪しげなネタ要員もといおもしろ生物が飼育されているアクアラボの片隅に、何やら怪しげな人影が…

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こ、これはもしやアクアラボで奇怪なクリーチャーを生み出しているマッドサイエンティストでは!? と思ってスクープ激写を狙ったのですが、妨害電波のジャミングが発動していたのか、ピントが外れてぼけてしまいました。すみだ水族館の裏の顔は、いまだ謎に包まれたままで、真相は闇の中に消えてしまったのでした…。

そのほかにも…

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エクレアナマコ!? さっきのウメボシイソギンチャクもそうだけど、なんてふざけたネーミング(笑) まぁ確かに、言われてみればエクレアにしか見えないけど。おなかすいたー。

そして定番の。

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オニダルマオコゼさま。いつ見てもすばらしい擬態っぷりですね。もはや芸術の域でいたく尊敬します。

そのほか、最近は一家に一台並に水族館に普及していて、どこに行っても見かけるダイオウグソクムシたん。

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奇怪な生き物をたくさん見たあとでグソクたんに出会うと、なんだか馴染みの顔に会ったみたいでホッとしますね。友人も、「ここのグソクたんはちゃんとエサ食べるの?」と親しみ深そうに聞いてきましたが、深海生物が馴染みの顔とはすごい時代になったもんだわ…。

「和」の水族館ならではの魅力

そんな奇怪クリーチャー研究施設という裏の顔もある黒いすみだ水族館ですが、あくまでも表向きは、アサクサやカミナリモンや TOKYO SKYTREE 目当てで来たジャパニーズかぶれの外国人観光客たちに、和の魅力を伝道してアメイジング ジャパン!!と言わせるための水族館です。

…少なくともわたしはそう認識しました。

だからなのか、すみだ水族館にはそのほかにも和のテイストを盛り込んだ見どころがたくさん。

たとえば…

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葛飾北斎のが描いた生き物の絵と、実際の生き物を比較展示してあったり。

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常設展示なのか、企画展示なのかはよくわかりませんが、北斎の画力も相まって、なかなかおもしろい展示でした。展示されている生き物は特に珍しくもないんですけどね。北斎の絵って、今のマンガの元祖というか、静止画なのに動きを感じられる生き生きとしたものが多くて、特に生き物の絵は見ているだけで楽しいですね。

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大きな水槽もあって、シロワニさんが目の前を通過したので写真をとったつもりですが、何を撮っているのかほとんどわからなくなりました。いや、これも一種のアートなんですよ。じっくり心を研ぎ澄まして観察すれば、写真のどまんなかにシロワニが泳いでいるのがわかる…はず。

正直に言うと、なんか雰囲気作りのためか、館内が全体的に暗くてうまく写真撮れないのが多かったんですよね。こういう場所はもちろんフラッシュ厳禁ですし。

大水槽の前には、イスがたくさん並べてあったので、のんびり座ってディープブルーの世界にひたるのも良さそうだなーと思いました。

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なんか江戸っぽい顔出し看板もあったのでつい…(笑)

そのほか、ウミキノコとクサビライシというサンゴが、生け花みたいに生けられているおもしろい展示も。

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キノコというかイケバナというかボンサイというか…なんとも言えない佇まいが魅力です。

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近くでじっくり観察すると…

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そのうち、ボンサイサンゴとかいう新ジャンルのアートが日本から発信されそうな予感がしました。いや、ジャガイモのボンサイがあるくらいだから、もうすでにありそうですね。

そして…

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ひょうきんな顔のナポレオンフィッシュがいたので、にらめっこしてきました。彼は相当強敵ですね。いや、体色が白っぽかったからメスなのか?

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すばらしいイセエビもいたので、じっくり観察してきました。

わたしとしては「イセエビっていつ見ても思うけど、ホント複雑で精巧にできた芸術品だわ。こんなに見てるだけで美しいのに取って食べる人がいるなんて、理解できないいわ…」という意見なのですが…

友人は、「えっ、エビなんて食べてナンボじゃん?」

コイツとは反りが合わんな…と本気で思いました。

ペンギンたちのピクニック

最後のゾーンは、ペンギンたちのいるラグーンのまわりをスロープでぐるりと降りていきます。

ペンギンがものすごくたくさん群れていて、上から見るとガラスもないので、すごく間近に見れる印象です。

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よこっちょにはオットセイもいるんですが、ペンギンが目立ちすぎてて、しっかり見ないと存在に気づかず。わたしはすぐ見つけたんですが、友人は最後まで気づいていなかった様子(笑)

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下まで降りると、今度はガラス越しにペンギンが泳いでいるのが観察できて、ちょこちょこ動き回る姿がとてもかわいらしかったです。

そういえば、スロープの上から、金魚の水槽があるのを見かけて写真に撮ったのですが…

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たしか7月から金魚ざんまいの新エリアがオープンするんでしたね。友人が「水草!水草!」とうるさいから早く行ったけど、もう少し後で行けばよかったかもしれない…。

ペンギンのエリアでは、いろいろなイベントが時間帯ごとに催されているらしく、わたしたちが行った時間では、ちょうど、「すいすいペンギンピクニック」というイベントが始まるところでした。

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アンケートが企画されていて、なんでも、どの光で一番ペンギンが活発だったのか集計してるとか。友人はふーん、という感じでしたが、わたしはとにかくやってみる人なので…

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アンケート用紙に回答してみることに。

いざイベントが始まると…

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ペンギン水槽が青や赤や緑にライトアップされて、プロジェクションマッピングの色んな模様が投影されて、ペンギンたちが動き回ります。ショーとかではなくて、単なるライトアップなのね…(^_^;)

せっかくだから水槽のそばに腰掛けて、ペンギンたちの反応を見ながら、アンケートを書こうとしたのですが…

アンケートで言われている3種類の光がいつ始まっていつ終わったのかよくわからない(^_^;) しかも、全体を通じて、ペンギンたちが同じように動き回っていたようにしか見えなかったし…(笑)

というわけで、アンケートはカンで適当に描いておきました(笑) じつはみんなそうなんじゃないだろうか…あの集計結果…(^_^;)

ペンギンエリアのそばでは、飼育員の方が、小笠生まれ すみだ育ちとかいうカメの赤ちゃんたちにエサやりしていました。かわいい。

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その近くにはフード売り場もあって、けっこう個性的な食べ物・飲み物がたくさん。

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特に、すみだ水族館は全体的に暗いので、ペンギンフロートとかいう、青く発光する飲み物が大人気で、いたるところに飲んでる人がいました。

「ちょ…みんな光る飲み物飲んでるけど、あんなの飲んで大丈夫なん? 数日間、体が発光したりするんじゃ…」とわたしはつい口走ったのですが、「いやいや、飲み物が光ってるわけじゃなくてコップの中にパキっとしたら光るやつ入れてるだけでしょ」と冷静にツッコまれてしまった。そ…そんなん、は、はじめからわかってたし!!

せっかくだからわたしはペンギンモナカを買っていただきました。

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あんまりペンギンに見えないけど、ペンギンです。オウムガイではありません。ペンギンと書いてあるからには、たぶんペンギンなのでしょう。誰がなんと言おうと。

どちらかといえば、見た目がすごいフワフワクラゲソーダかペンギンコットンキャンディーを食べたかったなーとは思うのですが、ちょっと体調壊していて、友人にいろいろ観光付き合って疲れていたので、あまり刺激が強くなさそうなモナカにしました。中はあんこともち?みたいなのが入ってて、わりと美味しかったです。次はもう少し体力ある時に行きたいですね。

出口のショップのところでは…

すみだ水族館 (30)

最後の最後にすさまじい迫力のある光景を目に焼き付けられました…。

これは盛りすぎだろう…。さすがTOKYO、ハンパない。

そんな感じで浅草&すみだ水族館ツアーは無事楽しく終わったのでした。…このあと大雨に振られてびしょ濡れになって帰宅したのはまた別の話。

友人の感想としては、とりあえず藻を見れて満足だったようで、気分よく帰ってくれました。よかったね!

わたしとしては、これまであまり記憶にない「和」テイストの雰囲気が、ものすごく印象に残りましたね。水草アートしかり、北斎しかり、キノコしかり、金魚しかり。マッドサイエンティストしかり、黒いすみだ水族館しかり。…最後のほうはあんまり関係ないような、実は関係あるような…。

ともかく、日本一の観光地のふもとにあるだけあって、日本人だけでなく、外国人観光客にも楽しんでもらえそうなユニークなスタイルがよかったです。反面、前評判通り、豪華な演出とか、迫力とかはなくて、あくまでワビサビなつつましやかな雰囲気作りに徹しているため、アトラクション性を求める人には向いてなさそうです。のんびり癒やされたい人、どこか懐かしい和の雰囲気に浸りたい人、水草マニアで水草オタクな人には、ぜひおすすめしたいユニークな水族館だと思いました。

えっ? スカイツリーはどうなったのかって? えーと…スカイツリーは、友人が下から眺めただけで満足しちゃったので(^_^;) また機会があれば行きたいですね。ええ。

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