「すれちがいフィッシング」感想! 海洋生物ファンにおすすめの小粒な海ゲー


近は海ゲーが少ない! そう思って久しいこのごろです。

毎年E3の時期には、Forever Blueの新作を楽しみにしては心折られ、今のところはGiantSquidの深海探索ゲームABZUだけが希望のよりどころでした。

そんな折、3DSのすれちがいで、「すれちがいフィッシングおもしろいよ!」というあいさつメッセージ(スレマ)を多数見かけました。ネットで評判を調べると、どうやら深海生物や古代魚まで登場する、けっこうおもしろいソフトである様子。

すれちがい系のゲームは、過去の「すれちがい迷宮」と「すれちがいガーデン」を買ったものの、単調さに飽きてしまって敬遠していたのですが、一念発起して買ってみることにしました。

まだ中盤なので、簡単に感想を書きますが、ネタバレ注意です。あくまで安いダウンロードではあることは否めませんが、正直なところ、ここまですれちがいが楽しみになるとは思いませんでした!

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これはどんなゲーム?

このゲームは、すれちがったMiiたちを釣れて、架空の島スレチガ諸島の釣り場に行き、エサを選んで魚を釣る、というゲームです。

釣りゲームとしては、選べるのは竿とエサだけ、一つの釣り場で釣れる魚は5匹前後に決まっているという非常にシンプルな設定です。ですから、本格的な釣りゲームが好きな人にはおすすめできません。

しかし、釣れるのは現実の魚であり、グラフィックはけっこうリアルで、種類も豊富なので、海洋生物ゲーに飢えている人にとっては、格好のゲームです。

感覚としては、Wiiのファミリーフィッシングをかなり小粒にしたようなイメージです。ファミリーフィッシングほどのボリュームはまったくないですが、その代わりに遊びやすくなっています。

すばらしい点―海洋生物好きにおすすめ

■豊富な魚の種類
このゲームに登場する魚の総数は100種類以上です。その中には、深海魚や古代魚、さらには魚以外のものまで含まれていて、とてもバリエーション豊かです。

ポイントは、ほとんどの魚が実際に存在するものである、ということです。以前に遊んだすれちがいガーデンでは、架空の花の交配ばかりで、あまり楽しくありませんでした。このゲームは、実在する魚の名前と、リアルなグラフィックを見れるので、海洋生物好きに向いています。

普通のゲームだと100種類以上といっても少し少なめに思えますが、このゲームでは、一回のすれちがいで行ける釣り場はひとつだけであり、ひとつの釣り場で釣れる魚は5種類ほどです。すれちがいゲームとしての特性上、それなりに長く遊べます。

あくまで安いダウンロードゲームとしては、まずまずの期間遊べてお得な部類に入ると思います。

▼いろいろな魚が釣れる

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■大きな魚を釣り上げるときの緊張感
このゲームでは、それぞれの島に幾つかな釣り場があり、島ごとの最後の釣り場では、「まぼろしの魚」が釣れます。

「まぼろしの魚」などの大物がかかったときは、少しゲーム性が変わったり、臨場感のあるBGMが流れたりして、かなりエキサイトします。はじめて「まぼろしの魚」が釣れたときは、かなりの達成感と嬉しさを感じました。そしてその正体に驚きました。

このゲームにはほかにも「さまよいの魚」がいます。すれちがった相手から情報をもらうことで釣れる魚です。そちらも珍しい魚ばかりで、情報をもらうのが楽しみになります。

■異常に多いBGM
すれちがい系のゲームは、すれちがいMii広場からBGMを聞くことができますが、このゲームだけは、ものすごい量のBGMがあります。下手なパッケージソフトよりも多い量です。

それもそのはず、各釣り場ごとに専用のBGMがあり、シチュエーションごとにかなり細かくBGMが用意されているからです。ですから、毎回新鮮な雰囲気でゲームを楽しめます。

■ゲームコインの使い道
これまでゲームコインは余ることが多かったのですが、このゲームでは他のすれちがい系ゲームと同様、ゲームコインでさすらいの釣り人を呼べます。そのため、すれちがいがしにくい地域でも、それなりに遊ぶことができます。

ゲームコインは歩数によって一日で最大10枚たまり、さすらいの釣り人を10人呼ぶには20枚必要なので、一度もすれちがいがなくても2日に1回は最大人数で楽しめることになります。

このゲームは基本的に釣り人が多いほど、エサがたくさんもらえたり、大物がかかったときに釣り上げやすくなったりするので、すれちがい人数はゲームコインも使って毎回10人にしてから遊ぶのが理想的です。

またゲームコインは、県外の人とすれちがうともらえるシルバーパス、国外の人とすれちがうともらえるゴールドパスを買うためにも使えます。それらのパスがあれば、遠くの珍しい釣り場に行くことができます。

▼遠くの釣り場では珍しい大物が釣れる (+をクリックで開けますが、ちょっとネタバレ写真)

■シンプルな操作
釣りゲームとしては非常にシンプルです。本格的な釣りゲームとしては遊べませんが、通勤中、スキマ時間などに遊ぶすれちがい系のゲームとしては、そのシンプルさが遊びやすくしてくれています。釣りの操作も、下画面のリールをまわすだけですが、意外に楽しくて飽きがきません。もちろんこのあたりは個人差もありそうです。

■遊びを盛り上げる「もくひょう」やランキング
このゲームにはさまざまな「もくひょう」が設定されていて、それぞれクリアするとお金や釣り竿がもらえます。「もくひょう」は「島を1つクリアした」や「釣り場を20か所クリア」など小刻みに設定されていて、励みになります。

またすれちがった人と、釣った魚の種類や大きさなどを比べられるランキング機能もあり、ちょっとした楽しみになります。

不満点―UIやネタバレ要素

もちろん不満点もいくつかあります。

■ユーザーインターフェースが微妙
すれちがいMii広場で一度すれちがいのあいさつを終えているにもかかわらず、もう一度あいさつするのがわずらわしいです。

また注意点として、タイトル画面に戻らないとセーブされない、という落とし穴があります。ゲームが終わったからといって、ホームボタンで終了してしまうとセーブされません。

■すれちがえない地域では遊びにくい
これはすべてのすれちがい系ゲームにいえることですが、すれちがえない地域ではゲーム性が損なわれます。ゲームコインを使ってある程度は楽しめますが、さすらいの釣り人ばかりだと開放されない要素もいくつかあります。そもそもさすらいの釣り人ばかりだと味気なくて楽しくないかもしれません。あくまで、日本の大都市に住んでいてよくすれちがえる人向けのゲームです。

■立体視が今ひとつ
3DSでアクアリウムというと、以前に、3D体験映像なるものが制作され、「ニンテンドービデオ」で配信されていました。その3D体験映像は、3DSLLにもあらかじめおまけとしてインストールされていたので、見た方もいらっしゃると思います。

花が咲く様子からはじまり、海の中のアクアリウムが映り、最後に宇宙の映像が流れました。ただのイメージ映像なのですが、非常に深い3Dが設定してあって、没入感がすばらしかったのです。

アクアリウムのときは、熱帯魚が手前に泳いでくると、画面から飛び出てくるかのような立体感がありました。

▼実機で見るとすごい3D体験映像

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今回の「すれちがいフィッシング」でも、釣った魚を水槽に入れて楽しむアクアリウムモードがあるのですが、いちおう水槽と魚の位置には奥行きの3Dが設定されているものの、泳いでいる魚はそれほど立体感は感じません。

■もう一歩なアクアリウム
3D立体視の点もそうですが、アクアリウムモードはあくまでおまけの印象がぬぐえません。

アクアリウム自体は20個まで増やせますが、背景のデザインは7種類だけです。

また、各アクアリウムには入れられる魚のスペースが決まっており、珍しい魚ほど大きなスペースを占領します。そのため、ありふれた熱帯魚などを詰め込めば10匹以上いる賑やかなアクアリウムを作れますが、珍しい生き物を入れるとすぐにスペースがなくなって寂しいアクアリウムになります。かなり残念な点です。

また、同じ魚を大量に入れて、たとえばクラゲ30匹の水槽を作ることもできますが、なぜか7匹くらいしか同時に見れません。

▼アクアリウムは癒されるがもう一歩

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■釣り上げる魚のネタバレ
各釣り場では、大物を釣り上げたら目標達成して次の釣り場に行けるのですが、「~を釣り上げよう!」と言われて、名前がネタバレされます。姿までネタバレされるわけではないのですが、わくわく感が少し削がれます。「まぼろしの魚」はネタバレされません。

またすれちがった人のアクアリウムを見せてもらう機能がありますが、ネタバレ全開です。こちらは姿のみ見えて、名前はわからないのですが、あー、いつかあれが釣れるんだなー、ということがわかってしまいます。といっても、それが楽しみになることもあるので、一概に悪いとは言えないかもしれません。

▼人に見せるアクアリウムも選べる(ちょっとネタバレ)

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もっと増えてほしい海ゲー

ここまでの評価は、多分に海ゲー好きのわたしの偏見が入っています。特に、最近海ゲーが少なすぎるので、評価が高めになっているはずです。飢えているときはなんでも美味しく思えるものです。

また、わたしは過去に幾つか釣りゲームをしましたが、最近はやっていません。もしかすると、すれちがいフィッシングよりもよっぽど面白い釣りゲームが出ているのかもしれません。少なくとも、Wiiのファミリーフィッシングは、相当な名作でした。それと比べると(安いダウンロードソフトであることを抜きにしても)明らかに過大評価のような気もします。

本当のところを言えば、わたしがやりたいのは釣りゲームではなく海洋探索ゲームです。あくまで実在する魚が登場して、できれば現代のエーゲ海やマリアナ海溝、そしてカンブリア紀の海なども探索できるゲームがやりたいのです。Forever Blueシリーズの新作はずっと待っています。

でもそれがかなわない今は、すれちがいフィッシングで釣った深海魚や古代魚を入れたアクアリウムを眺めているのも、それなりに癒やしになるのです。

▼すれちがいのランキングで唯一 一位を守っているもの

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カスタムカテゴリー: Mii系ゲーム