「Yonder青と大地と雲の物語」感想!ローカライズひどいけど大自然の探索はすばらしい

Switchで出てる、戦闘のないオープンワールド探索ゲーのYonder。平和な世界を探索するってことで、メリハリはどうなのかと気になってたけど、Steam版の評判も良さげだったし買ってみた。

探索ばかりやりまくっててまだクリアしてないんだけど、それだけ探索が楽しい。ゼルダBotWもそうだったけど、どこのでも続くような大自然のオープンワールドを走り回ってアイテム集めるのって、それがしに向いてるというか大好きだー!

まあほんと、「それだけ」のゲームではあるんだけど、その一番大事なメインディッシュ部分がしっかりしてるので、じゅうぶん楽しめるゲームにはなっている。値段的に少し高めには感じるが、グラフィックはそれに見合ったきれいさなので、ゲームに何を求めるかによって評価はばらけるタイプのゲームだと思う。

スポンサーリンク

ひどすぎるローカライズ?

まず、マイナス点を。ローカライズは日本一ソフトウェアらしいが、かなりひどい。前プレイしたアースロックほどではないが、NPCの個性もへったくれもない訳ばかりで、このゲームの中に出てくる人間はただのしゃべるデクノボウと化している。もしかすると、ローカライズするまでもなく、もともとのゲームからしてひどかったんじゃないかとも思うが、うまいローカライズ班だったら、もう少し人間味を出せる気はする。↓のなんか絶対なんか翻訳直訳すぎてミスってる気がする。

ほのぼの平和なオープンワールドのくせに、住民は、意味わからないカタコトしゃべって用事を押し付けてくるだけ・・・いや待てよ、見知らぬ島に行ったら原住民ってそんなもん? これもゲーム性の一部? そんなふうに考えてしまうほど、ひたすら住民には魅力がない。固有名詞も、カタコトすぎて何言ってるかわからず、たくさんプレイしても一向に覚えられる気配がない。

さらに、グラフィックはどう見ても女性のくせに声がおっさんでしかないみたいなのもよくある。これはローカライズじゃなくて元ゲームの仕様だから、やっぱり悪いのはローカライズ班ではなくもともとのゲームなのかな、って気はする。しかしこれも考えてみれば異文化の土地に行ったら、男か女かわからないような人間だっていっぱいいそうだしなー。

好意的に見れば、この奇妙な登場人物たちのおかげで、見知らぬ土地を大冒険してる雰囲気が出てるように気がしないでもない。無理やりそう言ってるわけではなくて、わりとマジで。それだけこのゲームの探索部分のできは、住民の不出来さを補ってあまりあると思う。インディーゲームをあまりやったことのない人はダメだろうけど、それなりにやってきた人はこれくらいの意味不明な日本語には慣れていると思うので、ゲーム性さえよかったらそんなにマイナス部分でもないと思うんだよね。

いい点も述べておくと、クエストの説明なんかは、かなりしっかりと経過が書かれているので、UIとしてはかえって親切だし、ローカライズ班も頑張ってくれてると思う。ていうか、UI他のつくりがかなりしっかりしてるだけに、この登場人物たちのカタコト状態は雰囲気作りのための確信犯的な仕様なんじゃないかなぁと邪推してしまうわけで(笑)

大自然を走り回れる楽しさ

さて、このゲームのメインディッシュである、フィールド探索について。

いきなり、ゼルダBotWのオマージュっぽい場面ではじまる。洞窟を出たら広大な大地が広がってました!みたいなカメラアングルも一緒! (動画撮影ができないので見せられないのが残念)

   

景色のグラフィックの方向性は、ゼルダBotWとはちょっと方向性が違うけど、まあ十分美しいと思う。アクションはさすがにゼルダのほうがしっかり作られていて、崖登りとかできないので、自由度はちょっと欠ける。でも崖登りできないということは、どこかルートを探したらいけるということでもあるので、謎解き的な要素はある。ゼルダみたいな多彩なアクションはできず、あるきまわってジャンプするくらいだけど、高所からの飛び降りはできる。メリーポピンズみたく傘でふわふわ落下するというもので、カメラ映えする。

フィールドは時間経過によって、見た目や天気が移り変わってほんと美しい。ゼルダBotWにはない、マリオオデッセイのような高機能カメラ撮影機能が用意されているので、いい景色を見かけたら、ついつい写真を撮りたくなる。写真機能抜きで考えたらゼルダのほうがよっぽど景色いいけど、写真機能込みだったら、観光ゲーとしての楽しさはむしろこっちが上かもしれないとさえ思う。時間経過はかなり早めなので、我を忘れてプレイしてたら、すぐゲーム内時間で一年とか経ってたりする。島に流れ着いてはや数年(笑)

ぜんぶマスターソードでOKなゼルダと違って、こちらはツルハシ、釣り竿、斧、鎌などを使い分けて、フィールド上のある素材を収集することができる。HD振動にちゃんと対応していることもあって、釣りとかは臨場感あって楽しい。ツルハシでの採掘とか、ハンマーで岩を叩き割るのとかも、SEや振動が気持ちよくてスカッとする。ここはゼルダにはない魅力。この気持ちよさのおかけで、走り回りながら自然と素材収集してしまう。

地図やコンパス機能のおかげで道に迷うことはほぼなく、目的地もわかりやすくていいけど、ファストトラベル機能(ワープ機能)はない。だから、イベントがある場所に向かって島を縦横無尽に走っていかなければならないけど、ちょうどいい塩梅の広さの島なので、あんまりストレスは感じなかった。景色が美しくて時間経過も早いから、走ってて飽きないんだよね。ゼルダBotWとかゴーバケーションみたいに、ただ走り回ってるだけで楽しいゲームはほんと良ゲー。

一応、ファストトラベルの代わりに、各地のモアイ像みたいなやつのちょっとしたクエストをクリアすれば、各地点結ぶワープができるようになって、かなり移動は楽になる。ただ、かなーり探索しないとモアイ像見つかんないから、中盤以降かな。

フィールドで集めた大量の素材は、町などにいるNPCと物々交換できる。この物々交換が面白くて、お金という概念がなくて、等価交換になる。説明がないせいで最初は戸惑うけど、慣れたらとても楽しいシステム。やっぱお金は争いの種やから、こういう平和な島は、お金がなくて物々交換ってのがイメージ的に合ってる。

さらにクラフトの技術を教えてもらうことで、色々なアイテムを自家製造できるようになる。クラフトすれば、特定ポイントにつり橋や石橋かけたり、町人の頼み事クエスト達成できたりするんだけど、ちょっとクラフトに必要な素材数は厳しめ。しっかり島を探索して楽しんでねってことなんだろう。

妖精集めと宝箱の探索

このゲームにはストーリーは一応あるけど、探索のおもな目的は、妖精さんたちを集め、各地の黒い霧を払うこと。集めた妖精さんたちの数に応じて、霧を払えるかどうかが決まり、霧を払うとストーリー進行したり抜け道開通したり、宝箱を入手できたりする。

宝箱にはきせかえアイテムが入ってたりして、主人公の見た目をさまざまなカスタマイズできる。けっこうかわいいオシャレな見た目の服が多いので、写真映えしていい感じ。主人公は最初は男女ともに芋っぽくてデザイン悪く思っちゃうんだけど、探索してきせかえアイムそろってくると、かわいいなーって思うようになってくるんだよ。こういうあたりは、やっぱゼルダじゃなくてマリオオデッセイぽい要素よね。ゼルダは景色はいいけどファッション性は鎧やスーツばっかであんまオシャレじゃないからな(笑)

妖精さんは、各地に点在する町とか、奥まった行きにくい場所に隠れていて、青白く発光してる。探索してて、青白い光を見つけたら、やった妖精いた!ってテンション上がって嬉しい。最初のうちは妖精少なくて払えない霧が多くてもやもやするが、てきとーに探索してるだけで妖精の数は増えていくので、それほどストレスはない。逆に妖精多くなってきて、簡単に霧が払えるようになると、あーもうすぐこのゲーム終わりなのな・・・っとちょっとさみしくなる。

妖精とか宝箱は、かなりしっかり配置されているので、何かありそうな怪しい場所には必ず何かある。だから探索にムダがなく、発見に次ぐ発見の繰り返しになって楽しい。最初のほうは、あちこち迷いまくってわけがわからなかったのが、ゲーム内時間で1年も2年も過ぎるうちに、島の地理がわかってきて、見知らぬ島だったのが自分の島になってく感覚が味わえてすばらしい。ああもうこんなに長いこと、この島に住んでるんやな・・・ってリアルな実感がわいてくるころには、このゲームが好きになっているに違いない。

ゲームの説明には牧場経営みたいなことも書いてあるけど、それはほんのおまけなので期待しないように。牧場は消耗品素材を入手しやすくなるくらいのシステムと思っといたほうがいいかな。牧場にちゃんとお手伝いさん雇っとかないと清潔度下がっちゃうしね。お手伝いさん雇うにが腹いっぱい食べ物貢ぐこととか、どっかおかしいゲームなんだが・・・。そこらへんで釣ってきた魚を調理して食べさせまくるといい。

童心になって走り回りたい人向け

こんな感じで、Yonderはメリットデメリットがかなりはっきりしてる部類のゲーム。

メリットは大自然の中を走り回る探索。デメリットはストーリーとかNPCに何の魅力もないこと。だから、ゼルダBotWとかゴーバケーションで箱庭走り回るのが好きだった人向け。そういう人は無心になってフィールドを探索しまくれるよ。逆にストーリーとかスリルを求める人は買っちゃだめなタイプ。実際なんもないから!

日々の暮らしに疲れて、難しいゲームにも疲れて、ただただのんびりぼけーっと四季折々の島を駆け回りたい人になら、Yonderはぜひプレイしてほしいゲームだよー!

追記 エンディングまでクリアしたー

その後、ゆっくりスローライフで進んでたけど、無事にエンディングまでクリアしたよ。

ストーリーは盛り上がりかけそうで、結局盛り上がらなかったけど、まあストーリーには全然期待してなかったので、ちょっと盛り上がりかけた演出があっただけでもよっぽどよかった。

最後まで、雰囲気ゲーとしての楽しさと美しさは十分だったし、エンディング見てもまたぶらりとこのゲームの世界に立ち寄って、時間忘れてのんびりしたいなーって思えた。

エンディング後も全地域の幸福度を上げたら伝説のキリンが見られるとかいうやりこみクエストが出てきたから、それをぼちぼちとやってみるのもよさげだしねー。

名作とは言えないまでも、確かに光るところがあったゲームなわけで、雰囲気ゲーとしてのすばらしさだけで、このゲームが本当に好きになりました。自然の中でのんびりするのが好きな人にはぜひプレイしてみてほしいなー。

それにしてもブリニ―リュックかわいい(笑)

スポンサーリンク
投稿日2018.08.12
かてごりー: インディー系のゲーム