待ちに待った冬が来た! 初雪レポート&冬が大好きなわけ

わたしのご先祖様は北方系の民族だったりするんだろうか…。

そんな疑問がよぎる二回目の冬がやってきました。

先週の水曜、11月6日が、2018年度の初雪でした。稚内ではそれより早い2日に初雪が観測されていたようですが、旭川含め、道北地方全体に初雪が降ったのは6日。例年より14日ほども遅かったみたいです。それでも去年よりは早いけれど。

その初雪の日の風景がこちら。

初雪どころか真冬のような景色です。吹雪であたり一面まっしろ、道路も当然のように轍(わだち)ができるほど降り積もっていました。あらかじめ冬タイヤに替えておいてよかった!

わたしの周りの地元の人たちは、雪が降るとげんなりするそう。また雪かきが大変でめんどくさいシーズンがやってきたか…と。

わたしはというと、雪大好き、冬大好きなので、大喜びです。

去年はそんなことを言うと、「北海道の冬の大変さを知らないからそんなこと言えるんだ」と怒られましたが、ひと冬越したので、今年は違う。「物好きな人だなぁ」と思われてるけど。

いったいどうしてわたしは冬が好きなのだろう。今年の冬は何やって過ごそう。そんなことを考えてみた初雪レポートです。

一夜にして雪国になった

待ちに待った初雪。それは、突然でした。

稚内で初雪が降った翌日の11月3日に、友達と近くの川まで遊びに行きましたが、そのときはまだこんな景色でした。

前日が雨だったので、増水した川が轟々と流れていて、そこをウェダーを着て遡上しました。

風景はまだ秋です。一見寒そうですが、歩いていると暑すぎて途中で上着を脱いだくらい。

道中にはたくさんキノコが生えていました。川にかかった苔むした倒木の上に生えた、名前のわからないこんなキノコや…

このオレンジ色のつぶつぶのキノコはなんだろう? 鋲(押しピンみたいなの)をたくさんくっつけたような姿をしたビョウタケかな?

このひときわ目立つ真っ赤な血のような跡は、アカウロコタケ? でも似たような赤いコウヤクタケとかもあるし…。左下の白いつぶつぶも分からない。カワラタケ系?

続いて、枯れ木の幹に、地衣類と一緒に何枚も重なってひっついている、この平べったいのはツガサルノコシカケかな?

この日わたしが一番気に入ったのは、トドマツの幹に這うツルアジサイと、古代の象形文字のようなモジゴケが彩るアートでした。このあたりの木には、モジゴケや他の地衣類がびっしり。

こうして川床をウェダーで歩いて、晩秋のたそがれた森と川を満喫した翌々日の11月5日。サイクリングしていると畑にハクチョウの群れを発見。

春も飛来するハクチョウですが、秋もロシアから帰ってくる中継地として訪れてくれます。灰色っぽいのはまだ子どものハクチョウですね。

と、この日までは明らかにまだ秋でした。

それが、次の日、6日になると、一転。あっという間にこんな景色になってしまうのだから、道北ってすごいです。

昨日まで秋だったはずなのに、一夜にして魔法がかけられ、あたり一面の冬景色に。トンネルを抜けるまでもなく、朝起きたら、そこは雪国だったのでした。

昨日までまだ秋だった名残は、そこかしこに見られました。たとえば、公園で見かけた真っ赤なモミジ。真っ白な雪とのコントラストがなんてきれいなんでしょう。秋と冬の境目ならではの光景です。

また、やっぱり公園で見かけた、たぶんメギと思われる細長い真っ赤な実。真っ白な雪を頭からかぶって、とても色鮮やかでした。

同じく真っ赤な実が残っているツルウメモドキ。マユミやニシキギの仲間で、オレンジ色の殻が割れて、中から真っ赤な実が現れます。

そして、日が暮れてから撮った、街路樹のナナカマド。たわわに真っ赤な実がついた枝に、雪がそのまま覆いかぶさって団子みたいになっています。

北緯45度の11月は日が暮れるのが早い。4時過ぎにはもう暮れなずんできます。すっかり日が落ちた夜の公園は、もうこんなに積もっていました。靴がすっぽり埋もれるほど。

だけど、メートル級で積もる道北では、こんなのは序の口なのです。初雪で10cm以上降ったからといって、何ら驚くことはありません。

ブーツで雪の上を歩けている段階で、まだ全然降っていないということ。これからすぐに、スノーシューなしでは歩けないほどわんさか積もる季節がやってくるんですから。

わたしはといえば、こんなに写真を撮りまくってることからわかるように、初雪で大はしゃぎでした。

あちこちの公園をまわっては、雪化粧した風景に感嘆し、積もった雪の感触を楽しんで走り回りました。まるで「犬は喜び庭駆け回り」がごとし。

四季すべてを好きになりたい。でも冬が別格

わたしが道北に引っ越してきたのは去年の10月末。ほぼ一年前のことです。引っ越してすぐに冬を体験し、その神秘的なまでの美しさに魅せられました。

冬が終わって雪融けするころには、がっかりしました。「いや、雪融けして緑が芽生えてくる様子が美しいんじゃないか。これからのシーズンのほうが楽しいよ」と地元の人にさんざん言われました。

せっかく自然豊かな道北に引っ越してきたのだから、冬以外も好きになろう。きっと、春も夏も秋もそれぞれの楽しさ、美しさがあるはずだ。そう気持ちを切り替えて、今年はすべての季節を楽しみました。

森を歩いて植物観察に明け暮れ、川床を歩いて遡上し、美しい紅葉を求めてあちこちを駆け回り。どれもすべて楽しかったです。

秋の森は不思議な造形のアートがたくさん。あの有毒植物にもついに出会った!
秋の森で美しいデザインや紅葉を観察してきました。

だからかえって冬が近づくにつれ、不安になりました。

わたしは二度目の冬を去年のように楽しめるだろうか? 植物観察もほとんどできず、川歩きもできない。あたり一面真っ白で色がなくなる季節に耐えられるだろうか?

だけど、初雪が降ってみたら、いっぺんに心境が変わりました。

これこそ、わたしの求めていた季節だ! この季節のために半年間ずっと待っていたんだ! 胸の高鳴りが抑えられません。

なんでわたしがこんなに寒い冬が好きなのかわかりません。もともと本州にいたころは嫌いだった気がします。子供のころ、冬場に朝早く起きて学校に行くのが苦痛でした。嫌な思い出だらけです。

でも、ここ道北の冬に関しては、まったくイメージが違うんです。もう朝早く起きなくていい境遇だから、というのもあるのかもしれませんが、何より、この雪景色がいとおしい。

真っ白でサラサラな雪の、ウェディングケーキのようなコーティングが、人間の作ったあらゆる醜いもの、アスファルトの道路などを覆い隠し、すべてを静寂に染めてしまう世界を冒険するのが楽しすぎる。

もともとファンタジーやメルヘン好きなわたしにしてみれば、道北の冬というのは、現世にこつぜんと現れた夢の国なのかもしれません。魔法をかけられたナルニア国のような非日常が具現化した世界。

あたり一面、どこを見ても、現実とは思えないような美しさ。

もうずっと冬のままだったらいいのに、と本気で思ってしまいます。そんなこと言ったら、現地の人たちには大反対されて総スカンを食らいそうだけど。

冬が嫌いな北海道人が嫌いだったけど

北海道の人が冬を嫌う理由を尋ねてみると、たいてい「除雪が大変」「車の運転が危ない」などの理由なんですよね。

わたしに言わせれば、それは鉄道社会と、それに続くクルマ社会の身勝手な都合じゃない?と思ってしまう。

アイヌの本などを読んでいたら、確かに冬は食料が入手しにくいといった大変なことはあるにせよ、今の北海道人たちほど冬を嫌っていないんです。

当時はクルマ社会じゃなくて、ソリやかんじきで移動していたから、かえって冬のほうが移動しやすかったみたいです。

冬場に探検してみれはすぐわかりますが、夏は植物が生い茂ってダニやアブだらけで、ヒグマも出て、とても入っていけないような山でも、冬なら簡単にスノーシューで登ることができます。

それだけでなく、朱鞠内湖みたいな大きな湖も凍ってしまうので、その上をそりで移動することさえできる。(朱鞠内湖は近世の人造湖だからアイヌ時代にはなかったが)

うちの地域の歴史を見てみると、本州からの最初入植者たちは、アイヌの人の先導で、まだ雪が残っている春先に、山越えで旅してきたそうです。

だから、昔と今とでは冬の感覚が逆なんです。除雪が大変で移動しにくいというイメージは、クルマ社会のせい。自然と共生できない現代人が勝手にケチをつけてるだけ。

まわりの北海道人が「冬なんて大変なだけだから雪がなくなってほしい」なんて言うのを聞くたびに、わたしは頭に血が上って、怒りで我を忘れそうになります。

そんなに嫌なら出ていったらいいのに。アイヌ民族が自然と共生して安寧に住んでいた雪深い地を侵略して、わざわざ住み着いた倭人の子孫が、なおも土地をけなすなんて、どれだけ傲慢なんだろう。

今は環境破壊が世界中で問題になっているけれど、それはすべて、こんな鈍感な人たちによって引き起こされているんじゃないか。いま目の前にある自然界の美しさすらわからず、不平不満しか口にできない愚かな人間によって。

去年から何度か、そんなことで怒りがふつふつと沸き上がって、やりきれない気持ちの日がありました。グレタ・トゥーンベリさんがキレた気持ちがわからないでもない。

でも、そんなとき、わたしの怒りを鎮めてくれたのもまた、この美しい静かな雪景色でした。すべてを包み込む雄大な大自然は、わたしが取るに足りないことで、いたずらに怒っていることを気づかせてくれたのでした。

他の人の好き嫌いに文句を言ってなんになるのだろう。大事なのは、わたしがこの白銀の世界を愛しているということ。わたしがこの世界の美しさを楽しめたら、それでいいじゃないか。それ以上、いったい何を求めるというのか。

考えてみれば、わたしも似たところはあるんです。その人たちが冬や雪が大嫌いなように、わたしも夏がどうしても好きになれないというところが。

今年は、なんとかして夏を好きになろうとしました。川で泳いだり川床を遡上したり、そこそこ楽しむことができました。

それでも「冬がずっと続けばいいのに」なんて心の底で思ってしまうわたしは、「ずっと夏が続いて冬なんか来なけりゃいいのに」と思っている人と大差ありません。

人のこと言えない。わたしが冬が好きなように、あの人たちは夏が好きなんだ。そう思うようになってからは怒りも収まりました。

ちなみに、かのレイチェル・カーソンも伝記レイチェル・カーソンによると、「夏は、あまりに短かすぎる」ことを嘆いていました。わたしと反対だけど、わたしと同じです(笑) (p86)

なぜか冬のほうが調子がいい謎を考える

わたしは、とても暑い本州の出身で、真夏生まれ。いったいどうして、こんなに氷点下の冬を愛しているのかは謎でしかありません。やっぱり北方系民族の血が入ってる?

道北は北海道でありながら、夏は30℃超えする土地です。温暖化とか関係なく、何十年も前から、真夏に34℃とか記録しています。

年間の気温差がプラス30℃からマイナス30℃の60℃以上になる、それが過酷な道北地方。

今年も夏は30℃を超えて、あまりの暑さにげんなりしていました。40℃に迫る本州よりずっとましだし、夜は20℃くらいまで下がってくれるから、熱帯夜の寝苦しさはないはずなんですが…。

いかんせん、今年の夏は、わたしにとって、近年ないほどの暑さだったように感じられました。

というのも、本州にいたころのわたしは、30℃を超えるとすぐクーラーを入れる文化に慣れてしまっていたし、そもそも慢性疲労症候群で引きこもっていました。

だから、屋外で動き回って、クーラーもつけずに過ごして、本格的に夏の暑さを体験したのは、病気になる以前から数えて、おそらく10数年ぶりだったと思うのです。

夏に体調が悪く、冬のほうが好き、というのは、客観的な数字にはっきりと現れていました。

わたしはサイクリングした距離を、スマホで簡易的に計測しています。車移動ではカウントしないよう速度制限をかけているので、ほぼ運動で移動した距離がカウントされます。

そのカウントが、冬場はだいたい週に30から50kmなのに比べ、夏場は10kmそこそこまで落ち込んでいました。

この計測の数字は、電波状態や速度の影響を受けるので、あまり正確ではないようで、どうやら少なめに出ている節があります。

前に圏外を含むルートを片道5km往復したとき、全部でたった3kmくらいしかカウントされてなかったり。

もっと正確なアプリで測ればいいんですが、探すのがめんどくさくて。

だけど、数字が正確でなくとも、同じ条件下で計測しているので、相対的な比較はできます。冬場は気持ちよすぎて夏場の2倍以上運動してしまう、ということ。

実際、二度目の冬が到来して、目に見えて運動量が増えてきました。いったいなぜなのか。

たぶん、汗をかくと不快で嫌だから、汗をかきにくい冬のほうが、長時間運動を続けられるんじゃないかと思います。

あと、寒くなってくると、呼吸がとても楽になってきます。暑い時期は花粉症のせいか、血管が膨張しやすいのか、鼻詰まりがひどくてこれも不快なんです。

それが、だいたい0℃付近になってくると、呼吸がとても楽になり、ひんやりした冷気がおいしくなります。マイナス15℃とかになると、今度は鼻が凍ってくる問題が出てきますが…(苦笑)

氷点下の凛とした空気は、深呼吸すると、本当に爽やかで絶品です。どんな空気よりも「きれい」で「おいしく」感じる。この点は、現地の人たちも同意してくれます。

子どものころから鼻炎にずっと悩まされ、一時は点鼻薬なしでは呼吸もままならず、鼻の手術さえ考えたわたしにとって、呼吸がしやすい真冬の空気は、それだけで最高の心地よさなのでしょう。

そのほか、わたしの病気の小児型慢性疲労症候群では、身体に熱がこもって、寝るときに深部体温がちゃんと下がらない、という異常が計測されています。深部体温はだいたい脳温と同じくらいらしいので、脳がオーバヒートしてるとも言える。

普通の人は、寝る時に熱が放出され、身体の深部体温が下がることによってリラックスできるんですが、なぜかそれがうまくいかない。熱が身体にこもってしまい、緊張がとれないようです。

おかげで、頭寒足熱とは真反対。手足は冷えるくせに、頭や身体には熱がこもってオーバヒートしているような体調が、もう10年以上ずっと続いていました。

この異常は、わたしが通っていた病院では、低温サウナ療法といって、身体をじっくり温めて自律神経を活性化させる治療法で、ある程度よくなるとされていました。

あるいは、温冷浴のような、湯船と冷水を交互に身体に当てるような方法も、自律神経の活性化に役立つようです。

だけど、それをもっと突き詰めた、究極の自然療法が、たぶん、わたしが真冬にハマった寒中サイクリングなんだと思います。

マイナス10℃を下回るような極寒の世界をサイクリングして、有酸素運動しながら涼気を取り込み、身体の深部を冷やす。

だいたい10分も走っていれば、頭と身体の奥がクールダウンし、手足はぽかぽかになります。自律神経が活性化される

そうして家に戻ってくると、家の中はあったかい。深部体温が下がったおかげなのか、ぐっすり眠れます。

だからきっと、わたしの体調面での長年の不調に、ここ道北の冬に有酸素運動することが、ぴったり合っていた、ということなんじゃないでしょうか。

去年からずっと思っていることですが、わたしが道北が好き、というのは、単なる感情的な好みではありません。

一目惚れの関係ではなく、一緒にいて本当に心地よい恋人や夫婦の関係。ここにいると身体が楽になるから引っ越してきたし、ここにいると気持ちいいから、好きなんです。

それはつまり、わたしの身体の生理的傾向に対して、ここの環境が適しているということだと思っています。自然たっぷりなところ、そして、冷涼な気候だというところが。

二度目の冬は何して楽しもう?

いよいよやってきた二度目の冬。待ちに待った冬ですが、もちろん不安もあります。

去年の冬は自動車学校に通っていたけれど、今年の冬は自分で運転しないといけない。本当は自動車なんてない世界になればいいと思っているけど、当面はそうもいかない。

吹雪やアイスバーン、ホワイトアウトなどに遭遇したとき、うまく対処できるか心配です。安全第一で運転するよう気をつけるのはもちろんだし、荒天の日は外出しないつもりですけれど。

でも、気が重い車の運転を除けば、やりたいことがたくさんあって楽しみです。

まず、冬にしかできない自然観察がしたい。

冬は樹木を観察する格好のシーズンです。葉や実は落ちてしまっているけれど、枝ぶり、幹の質感、冬芽に注目すれば、樹木の種類を見分けることができます。その練習をしたい。

また冬は野鳥観察にも適したシーズン。葉っぱが生い茂っているときには素人には見つけにくい鳥も、冬ならさえずりの方向を見るだけで、わりと簡単に観察できます。ちょっとは名前を覚えたいな。

家の近くにはスキー場があるので、少しは滑れるようになりたい。普通のスキーもいいけれど、まずはクロスカントリースキーから挑戦してみようか。

そして何より、去年から継続しているサイクリングを楽しみたい。去年は走ったことのない道へ。さらにはスノーシューを背負っていって、冬の森も探索したい。

きっと時間が全然足りないでしょう。冬は長いようでいて短い。初雪から雪融けまで、およそ半年。しかし一番いい雪のシーズンは、2ヶ月か3ヶ月ほど。

それが過ぎれば、またアスファルトが見える季節が舞い戻ってくる。道を通る車が多くなり、本州からの旅行客なども現れて……

想像するだけでげんなりします。まだまだ夏を好きになるには時間がかかりそうだ。

でもまあ、先のことはまたそのときに思い悩みましょう。今から半年後のことを考えて気落ちする必要なんてありません。

なんといっても待ちに待った冬が来たんですから。

今この瞬間を楽しみ、マイナス10℃の美味なる空気を味わい尽くし、魔法がかけられた白銀の風景を楽しみ、自転車とスノーシューで、ファンタジーな冒険に出かけよう。

その後 : いきなり大雪どっさり

初雪レポートを書いたあと、次の週にいきなり大雪がやってまいりました。

気象庁の暫定ランキングでトップを争っていたレベル。除雪されていない公園などは、膝丈以上まで覆われています。

まだ雪は固くなっていないので、スノーシューは全然役に立ちません。どうあがいても沈みます。この時期は防水スキーウェアはいて新雪の中をズボズボっと歩くのが楽しい。

あまりにたくさん降るから、あちこちで自動車が埋もれていて、道路もすっかり圧雪状態て真っ白になりました。

去年の冬は、ちょこっとずつ降ったり止んだりで、なかなか道路が圧雪にならず、溶けるたびにアイスバーンでつるっつる。

今年はこんなにたくさんドカッと降ったので、そうそう溶けることはなさそう。早速、大雪が降ってる最中に、自転車のタイヤもスパイクタイヤに交換しました。

自転車のタイヤ交換って、車みたいにホイールごと交換するんじゃなくて、ホイールからチューブを外す必要があって、ものすごく握力が要ります。

こっちに来てから詳しい人に教えてもらって、一人でできるようにはなったんですが、握力が足りなくて、何度ももう無理かと思いました。うまくハマったときは感動しました。

大雪が降ったのでもちろん雪はねもしていますが、このあたりは乾燥した軽い雪なので、雪かきは楽なほうです。タイヤ交換に比べたら。おかげで手が筋肉痛で痛い。

雪がやんだ夜中に早速、自転車で雪道をサイクリングしに行きましたが、やっぱりこの楽しさは何物にも代えがたいですね。

ごくありふれた近所の道なのに、圧雪になると真っ白の神秘的な光景に早変わり。そこをちょっとバランスに気をつけながら走るのは、手軽に味わえる非日常の感覚です。

普段から車は走っていない道ですが、夜中になるとめったに見なくなります。でも道路はちゃんと除雪されているので、走り放題です。とても贅沢。

残念ながら、まだ最低気温がマイナス一桁台なので、雪が乾燥しきってなくてシャーベット状。ザクザクしてて走り心地はあまりよくない。

やっぱり、雪がサラッサラになって路面が安定するマイナス10℃以下になってからが本番ですね。

それまでの間、しっかり外で遊んで、体を慣らしておいて、短い真冬のシーズンを遊び尽くせるようにしたいと思います。

あれっ? やっぱり遊ぶことしか考えてないかも…(笑)

投稿日2019.11.11