はるか大空へ Skyward


力みなぎる そのつばさ
大空つかんで はばたいて

ぼくらを乗せて 駆けあがる
天へ天へと駆けのぼる

ほらもうあんなに小さくて
ぼくらの家がかすんでる

あんなに高い木も山も
今はぼくらの足の下

空はまだまだ高くまで
見えない場所まで続いてる

てっぺんから見下ろせば
世界がぜんぶ見えるかも

大きな鷲に乗って空高く舞い上がる絵を描きました。

久しぶりの鷲の絵

ゆめまな物語シリーズの絵で、鳥が空を飛んでいるのはわりと珍しく、普段はクジラや魚ばっかり飛んでいるんですが、今回は久しぶりに鷲を描きました。

久しぶり、というのは、実は3年以上前に似たような絵を描いています。懐かしい。

夜明けの翼 The Wings of the Dawn
力強い鷲の翼に乗って

比べてみると、随分と今回は絵が複雑ですね。かえって昔のシンプルな絵のほうがわかりやすい気も(笑)

空を飛んでいるのは、つい2週間前に描いた絵と似ていますが、雰囲気はかなり変えてみました。

雲の上から急旋回! Flying a Steep Turn!
ゆめくじらに乗って急旋回

2週間前の絵は、青い空ですが、今回の絵は夕焼け?朝焼け?で、空は赤く輝いています。

前回の絵を描いたとき、最初に見えたイメージは青い空だったんですが、描いているうちに夕焼け空もいいよね、と思ったので、せっかくだからもう一枚描いてみることに。ちょうど鷲を描くリクエストがあったので、それと絡めてイメージしてみました。

のっぺりしたクジラと比べると、やっぱり羽毛の多い鷲は描くのが大変! でも描きごたえがあって楽しかったです。特に、鷲のポーズはできるだけ迫力を出したかったので、いろいろ試行錯誤してみて、足のカギ爪あたりはかっこよく描けたかなと。顔の向きはかなり悩んで、進行方向(上)を見上げているほうがいいかなーとイメージしていたんですが、描き始めてみるとその角度だと顔が見えないんですよね…。

前にも書いたけど、どうもわたしは絵のアイデアを思いつくとき、静止画じゃなくて映画のワンシーンみたいな動画でイメージするみたいで、紙に描こうとすると、一枚の絵では無理だ、ということがよくあります。これを解決したのがピカソのキュビズムだけど、さすがに普通の絵に多視点を盛り込むわけにはいかないので、毎回どこかで妥協しながら、頭の中のイメージを構図に起こしている感じです。イメージといっても鮮明じゃないので、具体的な形にする必要もありますね。要するに、わたしの場合、頭の中に降ってくるイメージは雰囲気とか色合いが主で、形や視点は大ざっぱなんでしょうね(笑)

鷲の色をどうするか、というのも苦労した部分で、背景とのメリハリをつけるのに悩みました。遠近感を出したいなら、背景は彩度落として、手前にいる鷲はコントラスト強めに描くのが定石。でも、あまりにコントラスト強くしすぎると鷲がかえって浮きすぎてしまうので、ちょうどいいバランスを探すのが大変で、そこの調整に一番時間がかかりました。最初全体を塗った段階では、コントラストのバランスが悪すぎて、この絵 本当に完成するの?と思えたぐらいで。

背景も本来なら逆光の構図なので、もっと暗くしないといけないんですが、フォトリアルな配色より、虹色のグラデーションの配色を優先したかったので、こんな色合いになりました。光源を意識したら、現実にはありえない風景の絵なんだけど、虹色のほうがゆめまな物語らしいので。

よく80対20の法則(パレートの法則)というのを聞きますが、この絵の場合も、絵の8割はかかった時間の20%でできていたのに、そこから色やコントラストを自然なバランスに修正していく残りの2割の過程に、80%の時間を費やしたような気がします。相変わらず根気が乏しいのでなかなか辛かったです。なんとか完成してよかった(笑)