いつもぼくらは戻ってくる
旅から帰る場所がある心落ち着く山の頂
家族みんながそろう場所そよ風なでる木陰から
はるかかなたを望み見て今日もやっぱり思うんだ
ぼくらの居場所はここにあるだから何度旅出ても
必ず帰ってこれるんだ
5ヶ月ぶりの絵
久しぶりに、やっと、新作を描けました。また絵を描くことができて、とても嬉しいです。
ずっと具合が悪くて、最低限のことしかできない毎日でしたが、やっぱりまた絵を描きたいな、という思いはずっと持っていました。
でも、焦らずに、今の自分にできることをしよう、と思って、絵の考察記事のほうを書いたり、サイトデザインをリニューアルしたり、かろうじて絵に関わってきました。
そのおかげで、すっかり古くなって更新されていなかったサイトの古いテンプレートを、最新のテンプレートに移行できたので、これでまた数年間はやっていけそうです。
年末にはいつも友達に絵葉書を送っているので、今年もぜひ何か絵を描きたいと思い、五ヶ月ぶりに筆をとることにしました。絵のテーマは、難しくひねったりせず、自分が一番描きやすい風景でいこうと決めました。
久しぶりなので、絵の描き方を忘れていないか不安でしたが、わたしらしい絵が描けたかな、と思います。むしろ去年の絵より、描き込みがしっかりしてるかも。
絵がほぼ完成してからやっと、あれっ、この木って樹高が低すぎない?と構図の不自然さに気づいちゃったんですが…まあこれはこれで。そういううっかりはいつものことですね(笑)
引っ越すことになりました
この五ヶ月のあいだ、体調についてもいろいろと試行錯誤していて、この10月に、都会から自然の多いところに引っ越すことになりました。
何度か下見に行ったところ、そちらのほうが身体が楽で動きやすいことがわかりました。体調不良そのものはおそらくもう治らないと思いますから、少しでも環境のほうを調整して、負担を減らせたらなと思っています。
引っ越し先の町は、わたしがずっと絵に描いてきたような風景がそこかしこにあるところで、ふと、前に書いた火星の人類学者のこの言葉を思い出しました。
「どんな芸術家の心の奥にも、建築物のパターン、タイプといったものがある」とG・K・チェスタトンが書いている。
「それは彼がつくりあげたい、あるいは歩き回りたいと思う夢の風景のようなものだ。不思議な花や生き物がいる彼だけの秘密の星だ」(p263-264)
こんどの引越し先は、わたしが絵に描く自分だけの「夢の風景」に近い風景がある場所なので、初めて行ったにもかかわらず、どこか懐かしさを感じました。
だから引っ越すといっても、なんとなく「帰る」ような気持ちです。もちろん引っ越し先の気候や交流など、新たに慣れていかなければならないこともたくさんありますが、あまり無理せず、日々楽しみを見つけながら生活していきたいなと思います。
詩人のウィリアム・ワーズワースや、作家のビアトリクス・ポターも、都会から自然の多いところに引っ越しましたが、わたしの場合も引っ越しをきっかけに少しでも創造性を取り戻せたらな、と思っています。