さあ駆け出そう森を越え
遠い山の向こう側だれも行ったことのない
遠くはるかな空の果ていったい何があるんだろう
地平線の向こうにはうっすらかすむ雲のなか
未知の世界が待っている地図に載ってない場所へ
いちばん乗りを目指すんだ
地図に載っていない場所を目指す冒険の絵を描きました。
イメージが先か言葉が先か
一ヶ月ちょっとぶりの絵ですが、先月ほど間が開かずに描けました。
わたしの絵は、イメージが先に降りてくるものと、言葉が先に降りてくるものとがあるんですが、今回の絵は言葉が先に出てきたタイプです。作曲作詞でいうところの、曲が先か詞が先か、みたいなのは絵でも同じです。
前からずっと絵のヒントになりそうな気にいった言葉をアイデア帳に書き留めてるんですが、この「地図にない場所」というのも、書き留めておいたキーワードのひとつでした。
最初は「ふたりの時間」カテゴリで、ロマンチックな絵になりそうだなーと思ったんですが、地図にない場所を目指して冒険するっていうのも面白そうだなーとふと思って、「ゆめまな物語」カテゴリの絵に。
立体的な風景が、平面の地図と地続きになっていて、さらにその先の未知の世界へとつながっている、というアイデアはわりとすぐに思いついて、構図に落とし込むことができました。
ただ前景の三次元の風景と、背景の二次元の地図とをどうやってスムーズにつながっているように見せるかは、表現がなかなか難しくて、完成バージョンでも、ちょっと納得がいっていない部分です。
最初、横向きの絵として描いたつもりでしたが、完成後縦向きにしてみると、そちらのほうがわかりやすい感じでした。参考までに横向きバージョンはこちら。
工夫した部分は、前景の木の葉っぱの描き方でしょうか。いつものモコモコっとした描き方とはすこし変化をつけて、横方向に流れるような描き方をしてみました。この絵は中景の山脈や、遠景の雲など、横方向に流れのある部分が多いので、前景も同じような描き方をすることで、統一感を出してみたつもりです。
地図ということで、古い地図によくある方位のマークを書き込んだり、お宝の場所に赤いバッテンを描いたりしたかったんですが、そこまで描き込む余裕がなくて、力尽きました…。最近体調が良くないもので、絵にかける根気がますますなくなっています。なんか絵を描いてても注意散漫で、5分描いては休みの繰り返しで、全然集中できません。
イメージが先に降ってくることもあれば、言葉からアイデアを得ることもある、と書きましたが、去年はイメージがよく降ってきてたのに対し、今年のスランプに入ってからはほとんどまったくイメージが見えなくなりました。そのぶん、言葉は湧いてくるので、文章はよく書いてるんですが、思うように絵のイメージが見えなくてもどかしいです。
そんな状態なので、今年は5/5の空花物語2周年記念日に絵を描くこともできず…。先月あたりスランプを抜けたかと思ったんですが、まだまだ続きそうです…。でも調子のよくない時でも、納得できない内容でも、描き続けることに意味があると信じてのろのろ描いていきたいです。